THIS IS IT
2009年 11月 23日
今日から一泊で嫁さんと子ども達が嫁さんの親達と温泉旅行に行ってしまったので、フリーな午後。
というわけで、久々に映画を観にいくチャンスが訪れた。
どうしても観たかった映画はマイケルジャクソンのTHIS IS IT
2週間限定上映のはずが、大好評により更に2週間延期したらしい。
ありがたい。
夜7時からの部だったが、映画館は8割以上席が埋まっていた。
映画は約2時間、感動しっぱなし。
映画を観ているというより、ライブを見た感覚に近い。
でも映画なので、じっと黙って座ってみているのが辛かった・・・
コンサートのリハーサルというか、練習なのだが、完成度が高いシーンがほとんどなのだ。
3席ほど隣の女性が始まってからずーっと涙をぬぐっていたが、マイケルのライブに賭ける情熱やパフォーマンスのあまりのカッコよさと、もうこの世にいないというギャップが涙を誘う。
冒頭は、マイケルと同じステージに立つことを夢見てダンスを続けてきた世界中のトップダンサーが
550人もオーディションに参加し、その中からさらに数名のトップが選ばれる。
彼らにその喜びと意気込みをインタビューされているシーンから始まる。
みんな少年少女のように喜んで輝いて一緒にステージを作り上げていくのだが、このころの彼らはこれから起こる未来を知る由もない。彼らの落胆を想像すると、とても観ていて辛かった。
それでも彼らの人生最高の喜びが伝わってきてこっちまで嬉しくなった。
マイケルと過ごした日々は人生の最高の思い出になったのは間違いないだろう。
マイケルのコンサートはダンスがあまりにもハードな上、風や音などの演出が多いのでほとんど口パクと噂されているが、リハーサルの映像はすべて生声であることが、とてもプレミアム。
マイケルの突然口ずさむ声に合わせて、バンドのメンバーがスーーーっと音で加わってくるシーンが何度もあってなんと気心知れたメンバーに包まれているんだろうと感心した。
もちろんバンドメンバーもトップ中のトップ。
マイケルのリハーサルをステージの下で見て感動と興奮しながらマイケルを煽り、みんなで大盛り上がりしているダンサー達が本当に羨ましかった。
彼らが最終的に最後の観客になるとは・・・
ここまで完成しておいて、公演にたどり着かなかったなんて神様も非情すぎる。
マイケルがロンドンへの出発を8日後に控えたリハーサルの締めくくりに、メンバーと輪になって「お客さんに、いままで未体験の才能を観せよう」といっていた。
もう沢山いろんな新しい感動や体験をファンに与え続けてきたのに、最後まで本当にエンターテイナーだったなあ。
個人的にはBEAT ITが一番好きなので、マイケルがクレーンに乗って下からの風で白いシャツが煽られているシーンが一番盛り上がったかな。
いままでライブを何年も休んでいたのに、まったくダンスも声も衰えていないとはどういうことか。
最後のシーンはファン達の悲しむシーンをまとめたエンディングになるのかと思いきや、
そんなシーンはまったくなく、最後までKING OF POPのままステージで終わらせる演出はとても清々しかった。
最高潮にカッコイイままマイケルはみんなの心に生き続けているというメッセージなのだろう。
50歳には見えないが、生きた伝説と言われたKINGは本物の伝説になってしまった。
私は、けっしてディープなファンとはいえないが、
マイケルのアルバムを大体買った。
ショートフィルムを集めたVHSも買った。
自伝「MOON WALK」も買って読んだ。映画{MOON WALKER」も映画館に観にいった。
ゴシップで叩かれているときも、一番好きな海外アーティストはと聞かれるとマイケルだと言い張ってきた。
昔、嫁さんとまだお付き合いの最中だったたころ、新曲のショートフィルムの試写会のチケットを取って誘ってくれた。記念のバッジも持っている。
HISTORYツアーの東京ドーム公演に行き、生のマイケルのコンサートを見たことがあるのが一生の思い出になった。
↑これも買った。
そして最後にThIS IS ITも観れた。
とりあえず一人のファンとして少しは認められるかな。
英語の先生に、(まだマイケルが生きているころ)マイケルが一番好きと言ったら失笑されたが、
先生に、一番お金がかかったショートフィルム(プロモーションビデオ)は何か知ってる?と質問したら、
SCREAMでしょ。とあっさり答えられた。 正解。 先生も結構好きなんじゃないの・・?
かなり日本びいきなマイケルが日本を意識して作ったマイケルの最高傑作。
着物姿や和風庭園、車田正美のアニメなどが登場する。
7000万ドル製作費に投資したらしい。
今日のスマスマはマイケル追悼スペシャルだった。
THIS IS IT の日本公演もひそかに計画されていたらしい。
映画は今週金曜日まで。
観にいける人は是非、行ってみて。
ライブを最前列で見ている感覚になれるよ。
エンドロールで帰らないこと。まだ続きの映像がたっぷりあるよ。
観終わってから何度も何度も見返したyoutubeの映像↑ この映画のダイジェスト版。
映画館じゃないと絶対に伝わらない感動があることをこの映画で知った。
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キャンディ
at 2009-11-25 00:00
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見ました見ました!おやかたさんのおすすめをみて、えいっと立川でさっきまで見てきました
超よかった~!!
レイトショーなのに満席で、母に連れてこられたとみられる小学生の男子たちも、しずかに見ていたのが印象的でした
見終わってこのブログを読んだらそうだ!そうだ!と2倍楽しめました
ありがとうございます
超よかった~!!
レイトショーなのに満席で、母に連れてこられたとみられる小学生の男子たちも、しずかに見ていたのが印象的でした
見終わってこのブログを読んだらそうだ!そうだ!と2倍楽しめました
ありがとうございます
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oyakata58 at 2009-11-25 00:49
キャンディさん、こちらこそありがとう。良かったよね~。人類史上最高のエンターテイナーの集大成を観ずにして、人間として生きている喜びを満喫しているとはいえない。大げさに言うとそれくらい見る価値があったと思っています。私も、もう一回、もう一回観にいきたい。DVDでは絶対にこの感動は再現できないでしょう。家に大きなプロジェクターと音響システムが無い限り・・・・。もうすこし上映期間延長してもらえないだろうか・・・
by oyakata58
| 2009-11-23 23:14
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Comments(2)