魔女の一撃に天使の一撃

本日も晴天なり。



歩いたり、座ったりができる状態とは程遠いので会社はお休みを頂いた。




薬が効いている瞬間を狙ってパソコンを開いている。
時間は掛けられない。


ぎっくり腰やら椎間板ヘルニアなどの急性腰痛症のことを「魔女の一撃」という。
たとえばくしゃみとか重い荷物を持った瞬間に、腰椎がずれたりや椎間板が飛び出して神経に当たる激痛の瞬間が魔女の魔法の杖の先から発せられた電気的な攻撃に似ているからそう例えられたのだろう。上手い表現だ。


座薬と痛み止めの飲み薬によってかろうじて移動することが可能になったので、右半分のお尻のシビレは強烈に残っているものの、昨日の休日診療をしてもらった病院で撮ったCTスキャン写真を持って近所の整形外科に行ってきた。

待ち時間が短くて助かる。待ち時間が長い大病院だと急性腰痛患者のみんなはどうしているんだろう。

過去に腰痛で何度もいろんな病院に通っている私は、医者が見せる模型やら指導してくれる一連の流れはもう判っているので、半分聞き流しながら過去に言われたことの無い最新情報が無いかだけ注意して聞いていた。

痛み止めの薬とできれば注射を打っていただき、あとは自宅で安静にしていたいだけなのである。


その後、こちらの希望をつらつらと述べて、聞いてもらった。

「まずこの痛みを軽減してもらいたいこと、手術はしたくないこと、痛み止めの薬を処方してもらって自宅療養したいこと、自宅療養で動けるようになってきたら今まで通っていた整体にまた通いたいこと、MRIの検査が必要な場合も考慮して別の病院も予約している」等々。

先生はすべてうなずきながら聞いてくれた。

「最近は椎間板の切除する手術はあえて行わないような傾向にあります。切除しても人によっては1週間で再発する場合もあったりする」と先生。

「ブロック注射をお願いしたい!」と自ら訴えて、じゃあレントゲンを撮りますかと言われて今度は側面断面の写真から注射するべき箇所を分析してもらう。

デジタルレントゲンは撮影後すぐ見れるのですばらしい。

「ああ、ここの隙間がかなり狭くなってますね~」

「そうですか(そんなのとっくに知ってます)」

過去にアレルギー反応などなかったか聞かれ、

触診をしてもらって一番痛い箇所の近くに注射を打ってもらう。


即効性のあるブロック注射はまさに「天使の一撃」とでもいいましょうか。今までの痛みが嘘のようにスーっと引いていった。

ありがたや~

しかしブロック注射の効果はほとんどの場合一時的なもの。

収縮していた血管が拡張され血のめぐりがよくなり、痛みが緩和する。



「一週間たっても腰痛によるシビレが引かない場合はMRIを受けるのをオススメします」と。


ワガママな患者に聞き分けの良い丁寧な先生で良かった。
ほぼいつものやり取りを経てあっという間の診療が終わった。

感謝。



現在最新の腰痛治療は内視鏡手術と微細顕微鏡レーザー治療というのがあるらしい。
受けられる病院も限られているらしいが、一生この悩みから開放されるのであれば興味がある。



安静にしてくださいといわれても、安静にしないわけにはいかない。
しかも安静なんて無いほど常に痛い・・・・

しかし今はつかの間の安堵感に包まれている。
天使の愛に包まれている。いつまでの包まれたい。



とにかく一日も早くいつもの平和な日常に戻って、大事な年度末の仕事に早く復帰したい。



みなさんも気をつけなはれや!
by oyakata58 | 2011-03-28 16:45 | 何気ない日常 | Comments(0)

何気ない日常の中に見つけた小さな幸せを綴ります


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