幼虫のなのに気持ちが強いやつ

本日は曇天なり。




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ウッドデッキのラティスに緑色のカワイイ奴発見!


カモフラージュの目がリアルすぎて、本当の頭部の存在がイメージできない。



TG-3をマクロモードにして近づきすぎると・・・・





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こんなに小さい幼虫のくせして、最大限の怒り表現。


わたしはくだらないことで怒ったり怒鳴ったりする生き物が大嫌いなんだよ。

良く吠える犬もしかり、すぐ声を荒げる人もしかり。


しかもこの幼虫の出てきた角は相当臭い!

見た目だけじゃなく、臭いまで圧倒的。


加齢臭がきつくて、気が短いオヤジみたいだ。
幼虫=子供だけど。


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もしやと思い、プチ庭のみかんの木を見ると、たくさんのアゲハの幼虫がせっせと葉っぱを食べていた。

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この季節にせっせと生まれるんだっけ??


しかし我が家の庭で蛹にまでなった固体を見たことがない。

鳥に食べられちゃってるのか。




そんなアゲハの行く末を見ると、これだけ本気で怒る姿も、納得してしまった。

みんな生きるのに必死なんだ。






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ふと見ると、さっきのとは別の幼虫が蛹にまで進化していた。

幼虫の形をしているわけでもないし、蝶の形をしているわけでもない。

背中には何故かカブトムシの角のようなものも。

なんのための形なのだろう。


推測するに、ひとつには、蝶の形として殻を脱出するときに力をかけやすいとか、抜け出しやすいとか。

その先を見越した効率的な性能を求めたデザインなのだと思われる。

もう一つには冬を越す木の枝の先に擬態して、この無防備な状態で鳥類などに襲われるのを防ぐデザインなのだとも思われる。



この殻の中で一回自分の体を完全に液状化し、再構築してあんなにきれいな成虫になるんだねえ。



昆虫の生命力ってすごいなあ。








by oyakata58 | 2016-09-29 22:59 | 何気ない日常 | Comments(0)

何気ない日常の中に見つけた小さな幸せを綴ります


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