本日も晴天なり ちょっとそこまで自転車で

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カテゴリ:東京→岡山ヒッチハイク( 3 )

本日も晴天なり。



午前中から散髪をしたり、ついでに近所の草刈をしたり、
午後は娘の水泳のクロール特訓に市民プールに行ってみたり、
大きなイベントは無いけど、忙しい夏休み二日目。


コナツの水泳特訓の成果は、二人で頑張った甲斐があって、
苦手だったクロールを付きっ切りで教えたら25メートルを泳ぎ切ることができるまでに成長した。

コナツも達成感を感じて大喜びである。




話は飛ぶが(いやこちらが本題)、

職場の同僚のtommyさんと話をしていて

先日、南伊豆に一緒に磯遊びに行った時の帰り道のこと。

彼女は南伊豆に移住したという友達の家にさらに一泊して帰ったのだが、
その南伊豆からの帰りに、たまたま見かけたヒッチハイクの青年を乗せてあげて横浜まで帰ったというエピソードを聞いた。

tommyさんの旦那は仕事の都合で先に帰っていたので、母と小さい息子二人の車にその青年を乗せてあげたらしい。

面白いことするな~さすがtommyさんだな~と思って話をおもしろおかしく聞いていたのだが、

乗せてあげた理由として、私が過去にヒッチハイクで長距離を移動したエピソードを聞いて乗せる相手(こういうことをする人間のパターン)を信頼していたのが大きな理由だったという。



結果、無事に都合の良い場所で青年を降ろすことができ、

売り手市場で舐めきった就活中大学生?とのやり取りも非常に興味深く、おいしいネタになっていたので安心した。

恐る恐る事後報告となった旦那さんからも少しのおとがめで済んだらしい。






私のその当時の話がこのアーカイブ↓(これらの記事は2010年に書いたもの)

東京→岡山 ヒッチハイク帰省①前編

東京→岡山 ヒッチハイク帰省②後編



こんな旅もあったな~

実行したのは1999年、丁度16年前の8月だったようだ。

私は今までのヒッチハイクの移動で心優しい10台の車(のオーナー)にお世話になった。

(東京→岡山:5台、新夕張駅→美瑛:2台、千歳空港→美瑛:2台、伊豆大島:1台)


今やれ!って言われたら・・・

おそらく、よろこんでやっちゃいますが?






次の写真は上とは別で、2001年 結婚直後くらい。
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夫婦で北海道旅行中

ヒッチハイクのワンショット

はじめ「夕張」と書いて立っていたが、停まってくれる車が30分以上現れず、行き先表示が悪いかもしれないと思い、
「富良野」って書き直したら比較的すぐに停まってくれた。人気の土地には行く人が多いってことか・・・







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北海道は札幌→美瑛 ヒッチハイクのワンショット(嫁さん)

今思えば、嫁さんもよく付いてきてくれたことか。




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札幌→美瑛まで乗せていただいた方々とカンノファームにて
相模大野から来られた人をふくむ元同級生の3名のおじさん達。北海道に住む友人所有の大き目のバンで札幌から美瑛に移動中だった。
こちらの方がたとはお互い関東からの観光旅行中とのこともあって連絡先を交換し合って、関東に戻った後も交流が続いた。
ピンクの服の方は社長さんで気前が良く、その後も何度も食事に誘っていただいたり年賀状のやり取りなど仲良くさせていただいたのだが、
ある日、会ったことがない奥様から突然喪中のハガキが来て・・・





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空知川でラフティングをした後にヒッチハイクをしようと道路に立っていたら、

同時に二台の車が停まってくれて

「あれ?、さっき一緒にラフティングやった方ですよね~」

車の分乗構成を変えてまで我々の為に席を作ってくれて、我々が今夜泊まるペンションまで送ってただいた。

感謝!!



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乗せていただいた某一流光学機器メーカーC社さんの組合執行部員慰労会で北海道旅行中の方々との記念ショット。

大感謝!








がしかし!、自分は今まで一人たりとも乗せてあげたことが無い。

というか、そのチャンスが無かった。(ヒッチハイクをしている人を見かけても車内が満員だったり)

ハイカーは長距離移動を目的としている場合がほとんどなので、居住区近隣で見かけても意味が無いし・・・










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ハワイ島でも出会ったけど、さすがに自分がストレンジャーな立場では・・・・





人と人との付き合い方が難しくなり、話しかけられたらまずは相手を悪い人と疑ってかかれと子供時代から教育されてしまう昨今
そんな時代にみんなでしてしまったのだから仕方がない・・・

しかし、人を外見やオーラで見極める経験が無い年齢ならまだしも、
いろいろな良い人たちとの出会いを繰り返して今の自分があるし、いろんな人とのアクシデンタルな出会いや旅先での見知らぬ人達との交流で思い出深い旅や面白い人生を送ってこれたことを考えたら、(相手を瞬時に見極める洞察力も必要である上で)積極的に他人に関わりたいなあと思う。
もちろん危なそうな人には近づかないようにはしているつもり。


はっきり言って相当にド厚かましい自分の今までの行動(今でもだが・・・)に報いるためにも、

自分も沢山恩返しがしたいなぁと思った今日この頃・・・



まあヒッチハイク返しが必ずしも報いる方法のすべてというわけではないので、

日ごろから困っている人を見たら、率先して助けられる人間になろうと思う。





by oyakata58 | 2015-08-09 23:32 | 東京→岡山ヒッチハイク | Comments(0)

Go to the PARADISE 後編

続き (前編はこちら)



今は夜の20時半過ぎ。

東京 → 岡山のヒッチハイク旅行もまだ名古屋の手前(豊田市)で中間地点。



予報はこれから雨。

もし上郷サービスエリアの休憩所の椅子で仮眠して、

明日の朝 雨の中ボードを持って立つことを想像すると、

ちょっと悲惨な光景が浮かぶ。


しかし、仮に今からヒッチハイクしてもどこまで行けるかわからないし、夜も深くなっていく。

高速道路はほぼ一方通行なので着実に目的地に向かって進むことはできるが、

一般道に下りてから複雑に入り組む道をどうやって実家に近づこうか、

深夜に降ろされても一般道でヒッチハイクを成功させるのは至難の技。

場合によっては相当な距離を歩く覚悟が必要だなあ~。

しかも大雨だったらやだな~。

などと悪いケースも考えた。



さてどうするのが賢いか。



結論:雨の中で立つのは辛いので、今夜のうちに少しでも岡山に近づこう!ということに。

そこから先のことは考えても仕方ない。成るようにしか成らないので、とにかく前へ進むべし!

きっとなんとかなるさ~。そんな気分だった。






っていうか雨が降ってきた。


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ベンチで「岡山」の文字を力強く書いて、願を掛ける。
(文字の太さは重要なポイント。運転手に視認しやすいことが最重要)

さて、どうなることやら。



上郷SAのガソリンスタンドの手前、本線入り口の脇に立つ。

雨がポツリ ポツリ


やばいな~、早く拾ってもらわないと。




立って30秒も経たないうちに、一台のトラックがパーキングから出て来た。

ナンバープレートを見ると「岡山ナンバー」だ。

うわ~あんなのに拾われたらすごい楽なのに~



そのまま通過しようとしているところに

運転手にボードがよく見えるように突き出す。






トラックは目の前でスーっと止まった。

「わぉ」




運転手が助手席側のまどから顔をのぞかせて、乗れよ!の合図。

「えっ、いんですか!?、ひゃっほーぃ」

ドアを開けて、リュックを投げ込み、高い助手席に転がり込む。



運転手さん「岡山って書いとるの持っとって乗せずに通り過ぎるわけにはいかんじゃろ~」

お~岡山弁じゃ、ほっとするわ~。

「ありがとうございます!」


なんてついているんだろう。

20時50分出発。



トラックは走り出す。



運「岡山のどけ~行きてんな~」訳:どこへ行きたいの?

私「岡山市です」

運「ほぅ、岡山市のどこな~」

私「言ってもわからないと思いますが、妹尾だったら知ってますかね~」

運「は~、しっとるもしっとらんも、わしもその辺に住んどる、わしは箕島(みしま)じゃ」

「えっ・・・・!?」



「ちょっと怖いんですけど、実は私も箕島なんです・・・・」
(箕島はあまりにもマイナーな地名なので、隣でちょっと栄えた妹尾の方がわかり易いと思い気を遣った)



運「えっ!、ほんまか~、世の中そんなことがあるんじゃな~!!」

 「しかし、あんた運がええな~」


二人で今起きている奇跡に興奮しながらも唖然としていた。

 何回「信じられない」「できすぎている」を繰り返したか・・・

最初に目の前を通ったトラックが止まってくれて、
しかも拾ってくれた運転手が、ここから300kmも離れた岡山の片田舎の小学校の学区まで同じ男性だったという、世にも奇妙な話。



私「箕島のどのあたりに住んでいるんですか?」

運「パッピータウン(町で唯一のスーパー)の裏あたりじゃ。あんたは?」

私「少年院の近くですね~」

運「じゃあ、トラックの荷物を市場に降ろしたら家まで送ってったるわ」

私「え・え・え~、そりゃ助かります~」



トラックの運ちゃん(井上さんという30歳の人らしい)とは道中の4時間ほど、

よく話題が切れないな~と我ながら関心しながら、

トラック業界のマニアックな話など興味は尽きず、

ぶっ続けでおしゃべりしながらハイテンションで盛り上がった。



話しても大丈夫なトラック業界のプチ裏話

・冷凍車はやたらと急いでいるので道を譲る、彼らは時間が勝負。

・タコメーターに行動が記録されるので、疲れていなくても眠くなくても時間がきたら休憩をとらないと罰則がある。

・社則でヒッチハイカーを乗せてはならない(もし事故があったとき誰が保障する?)、だから仕事仲間のトラックとすれ違いそうになったら教えるから隠れろ、無線で話中に声を出したらだめ。

等々


以前にも一度ヒッチハイクをしている学生を乗せたことがあるそうで、その人は本当にお金がなく、2日間もご飯を食べていなかったらしく、牛丼をおごったら、目の前で泣きながら食べられて困ったとか。







「次のSAで30分間の休憩じゃ」

休憩のタイミングで、お礼にささやかながらコーヒーでもご馳走しようかと言ったら、

逆におごってくれた。




私はベンチに座り、夜食にカップラーメンをすすりながら、

安心感に包まれた余裕のトラック旅行を楽しんでいた。




パーキングで記念撮影
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運「じゃあそろそろ行くで!」

ここからは休憩なし。

山陽自動車道の本線に合流する。




大型トラックの運転席からの眺めはとてもよい。



夜だったけど、中央分離帯の木を越えて対向車線の渋滞を観察できる。



このトラックに乗せてもらってから合わせて4時間ほど走って岡山県に入った。

いよいよ高速道路の出口。

時間は深夜の2時20分


インターチェンジを出るころには雨は止んでいた。

さすが晴れの国おかやま。



一般道を走りながら岡山中央卸売市場を目指す。

そこは港に近く、何でもそろっている岡山の台所。


この市場は果樹園をやっている実家でも利用している市場なのでわたしも良く知っている。


「荷降ろしを手伝いましょうか?」と言ったが、

ある意味困るので市場の手前にある24時間コンビニに一旦降ろされ、

「荷降ろしをした後、自家用車に乗り換えてくるから30分ほど待っとって」と言われ、

雑誌の立ち読みでもしながら帰ってくるのを待った。



普通車に乗って戻ってきた。

「視界がいきなり低くなってぜんぜん景色が違いますね~」



そこから30分、私の実家の前で私を降ろし、深く深くお礼を言って別かれた。


深夜3時前だった。






最後になんていろんな意味でいい人、最高な人に拾われたんだろう。

気持ちはホッコリ。


あらゆる心配事は取り越し苦労となり、

5台の車を乗り継ぎ、

12時間弱でPARADISE(自宅)に到着。




実家の親には帰るということを告げていなかったので驚かせたかったが、

夜中の3時に玄関がガサゴソ鳴ってたら恐怖だろうし、

うちの親はその前に気づかなさそうだが・・・


結局持って帰った寝袋とマットを玄関前に敷いて朝が来るのを待った。

新聞の朝刊が来たのでそれを読みながら。


数時間後、新聞を取りに出て来た父親が驚いたのは言うまでもない。



多少の苦労を覚悟していたのだが、あっさりと目的を達成してしまった。



自分の運の良さに怖さすら感じる、なんとも不思議なショートトリップ?になった。




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↑画像クリックで大きくなるよ。



おまけ

翌日、実家で親が丹精込めて作ったぶどうをお礼として引っさげて、

ハッピータウンの裏あたりにある(教えてもらった苗字の)お宅を探し回った。


かなりがんばったが、その苗字のお宅はあったものの、トラックの運転手をしているという家族はいないとのこと。他にも数件当たったが、見つけ出せず。

これまた不思議。

ちゃんとしたお礼をしたかったんだけどな~。

残念。




せっかくバックパック荷物を背負って岡山まで帰ってきたのに、使わないのはもったいないので、

その日の夜は親の車を借りて、倉敷市を越えて総社市に流れる高梁川の河原でソロキャンプ。

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テントではなく、タープにマットを敷いて寝袋で寝たので耳元で鳴く蚊の音が気になってあまり寝付けなかった。

翌朝、釣り人か何かが近づく音がして目が覚めた。小学生の釣り少年に「おはようございます~」って起こされて川の水で顔を洗って終了。

アー面白かった!!!





これに味を占め、次回は北海道ヒッチハイク旅にでも行ってみよう!

その話はまた次の機会に。



おしまい。

by oyakata58 | 2010-12-04 19:05 | 東京→岡山ヒッチハイク | Comments(6)

Go to the PARADISE 前編

本日も晴天なり。



いよいよ12月になった。

年末は久々の帰省か~、

と思うと、思い出す帰省旅行がある。




いままで岡山への帰省手段には新幹線、飛行機はもちろん、車も7,8回、

自転車でも2回あるが、

ヒッチハイクで帰ったことも一回だけある。




最近の出来事で私に宿る不思議な力の話をしたが、

そのヒッチハイク時に体験した不思議な力はいままでの人生の中で3本の指に入る奇跡だと思うので、忘れないうちに記録しておこうと思う。




1999年8月 当時の写真の裏にそう書いてあるので間違いないはず。





当時、カヤックやらアウトドアを始めたばかりだった私は、一冊のアウトドア雑誌をバイブルのようにあがめ、発刊されるたびに買っていた。


それがコレ。

OUTDOOR EQUIPMENT
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1999年8月10日号

BE-PALのようなほんわか平和的キャンプではなく(それも好き)、

あきらかに挑戦的な気持ちをあおられる魅力的なコンセプトの雑誌だった。

発行人/笹本健次さん  編集人/田口雅典さん


そこで今回特集されていた企画のひとつがこれ。
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当時カヌーやら、自転車やらのアウトドア道具とかにお金を使いすぎて
肝心の移動費用の工面に苦労していたころ、この特集が私の遊び魂に直撃した。


野上真一さんというアウトドアライターの方が、サーフボードとでっかいリュックを担いで、

東京の用賀インターから東名高速に乗り、車をヒッチハイクしながら沖縄を目指すのだ。


サーフボードもってヒッチハイク???すげー。

文章も、写真も、思想もかっこいい!!!


サーフボードを持ってなかったら、しかも岡山までだったら簡単じゃ~ん!


と思い、

自分も挑戦してみよっかな~! 
と思い立ち、

それから数日後に、夏休みが近かったので「えいっ行っちまえ!」勢いと好奇心まかせで決行。


カリマーの60リットルリュックにテント(は重いのでスノピーのワンポールタープ「ペンタ」)と寝袋とマット、少しの着替えと、サンダルと行き先表示用のノートと油性ペンを突っ込んで、

昼過ぎの12時30分、当時住んでいた調布市の仙川というところから出発。

調布ICまで6kmほど歩き、13時30分ごろ、調布ICの入り口(若干広くなった道路の脇)でボードを持ち、親指を空へ向けて立てた(ちょっと恥ずかしい)。





目指すは私の心のパラダイス「岡山の実家」!!

なんか響きがイマイチ・・・???





通り過ぎる車の運転手に視線を浴びせ、止まれビームを飛ばし続けるも、好奇な目で見られるばかり。

最初、ボードに「長野」とか書いていたんだけど、なかなか止まってくれる車がいなかった。

欲張ってはいかん。



何が何でも、とりあえず高速に入るのが先決だ!と思い、「八王子」と書き直したらあっという間に停まってくれた車あり。

ちなみに、立つ位置は運転手が気づいてくれてからブレーキをかけて安全に止まれるスペースが左にある場所を計算して、その空きスペースの10~15mほど手前くらいがよろしい。




やった~!!!


「ちょうど八王子まで行くけど~」とやさしい皆川さんとおっしゃる23歳のお兄さん。

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ワンボックスのステップワゴンで、後ろの座席を前に倒して、オフロードバイクを積んでいた。

「なんか楽しそうなことしてますね~」

私「いや、お兄さんも」

20分ほど走ったところにある八王子インターまでの間で最初で最後のパーキング「石川PA」に降ろしてもらい、お礼を言って別れた。




今回の記念すべきヒッチハイク成功の第一号「乗せてくれたいい人」となってくれた。


たしか当時は八王子在住の人だったのでどこかで会えるかな~と思っているのだが、いまだに会えていない。

誰か知ってる人いないかな~




石川PAの出口付近で今度こそ「長野」と書いて立つ。

休憩を終えたバスツアーの観光客のおばさんたちがバスの中から笑顔で手を振ってくれるので振り返す。

運転手さんがシャレでもいいから乗っけてくれないかな~と考えていた。

まあ営業中のバスは常識的に無理ですね。

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セルフタイマーでパシャリ。

ちょっと緊張の面持ちなのがわかる。


15分ほどたったところでこれまたワンボックスの車が止まってくれた。


乗せてくれた2番目のいい人は、オランダとタイのハーフというおとなしい奥さんと国際結婚をした家族の車。

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ワンボックスの最後部座席を譲っていただき、運転のだんなさんとお話しながら走った。

「え~学生さんちがうの~??」

「すみませ~ん、社会人にもなってこんなことしてるんです~」



奥さんは日本語を話せないようでずーっと黙ったままだったけど、だんなさんは関西人的なノリで面白くて明るい人だった。



嫁さんのお母さんがタイから日本に遊びに来ていて、さっき成田空港に見送りに行った帰りだそうだ。甲府まで戻るらしい。

冷めていたけど、ツブ貝の串焼きを食べろ~って勧めてくれた。

「ありがとうございます」 快く頂く。

小さいかわいい子供がいて、一枚だけ写真を撮らせてもらった。

山梨の人だったので、この車には境川PAまで乗せてもらった。

お礼を言って別れる。





境川PAの出口付近で立っていると一台のトラックが止まってくれた。

3台目のいい人。

「松本に行くから諏訪湖SAまでなら乗っけてあげるよ」


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加藤さんとおっしゃった。27歳で私と同じ歳だそうだ。


ありがとうございます~。

空っぽの大きな荷台にリュックを投げ入れる。




缶コーヒーを奢ってくれた。

トラックの大きなシートに横並びに座り、お互いの人生観や、日常の出来事について沢山おしゃべりしながら走った。

浜崎あゆみが好きらしく、トラックに曲が流れる。


一時間ほど乗せてもらって、諏訪湖SAに到着。




この頃もう17時。

しかし夏なのでまだまだ明るい。

名物の美味しい牛乳を飲んだり、ホットドッグを食べてちょっとだけ腹ごしらえをして、


行き先を「名古屋」に書き換え、SA出口付近に立つ。




何台も無視され続けて(これ当たり前)誰かいい人停まってくれないかな~と運転手に視線で懇願ビームを浴びせ続ける。

目が合っても、どこの馬の骨ともわからぬ、変なことをしている男を見てみんな不信がるのが普通だし、

乗せてくれる人の方が相当な勇気や遊び心やユーモワを持っている人か、おせっかいの持ち主なのだ。


乗せるほうも乗せられるほうも相手の性格を知らないわけだし、

車内というプライベート空間に他人を乗せれば犯罪に巻き込まれる可能性が数パーセントでも発生するし、

絶対安全という保障は無いのだから。


ちょっとした賭けでもあり、運任せのロシアンルーレットのようでもあるのだ。

その偶然性の高い出会いがこれまた最高に興味深いではないか。

それこそがヒッチハイクの醍醐味だと思う。



「今まで男性ばかりだったから、次は女性でも乗せてくれないかな~」と不謹慎な願望。

まずめったにありえない。






しばらくすると、若い女性が何故か息を切らしながら走って現れた。

しかも進行方向 上流側から。


「良かったらうちの車乗りませんか?」

「え~、いいんですか! ありがとうございます」


急いで大きなリュックを担ぎ、女性の行く方へ一緒に歩きながら、

女性「さっき一旦は車で通りすぎたんですが、お母さんと話した結果、乗せてあげようよ!ということになって、本線に合流する手前に車を止めて、降りて迎えに来ました」

「え~、それはわざわざありがとうございます~」


車の後部座席に乗り込む。


「運転してて眠くなったら困るし、話し相手でも欲しかったから丁度良かったわ~」
とやさしいお母さん。


「いやあ、女性二人組みに乗せてもらえるなんて、願ったり叶ったりです~」


二人が前に座り、私はすこし身を乗り出すような感じで後ろ席の真ん中で二人と会話を楽しんだ。

ホソウラさんという。

母娘は、なんと富士山登山の帰りで、三河の家に帰るところとか。

しかも、娘さんは先週末に富士山登山をし、えらい感動したので、母親を誘って二週間連続で富士山登山を果たしたツワモノ。

わたしは当時富士山を登ったことが無かったのでえらい尊敬の目で話を聞いていた。

今年の夏に登ったが、富士山2週連続は相当きついよ~





「でもまだ学生さんでしょ~(笑)」

「いえいえ、もう社会人4年目・・・かな(汗)」

「え~、身なりといいやってることといい学生さんだとばっかり(大笑  私は汗”)」

丁度、タイミングよく高速道路脇に、うちの会社の看板と工場が見えたので、

「あの関連会社に勤めています(笑)」と。

「へーーー」





眠気覚ましどころか、楽しい話が尽きることが無かった。


名古屋が近づいたところで渋滞ポイントを避けるためにお母さんの提案で

「私たちの家に近いところに裏口から歩いて入れるSAがあるから、渋滞する中央道を一回降りて、東名高速に移動するけどいいよね、ちょっと近道なの」


「おまかせします」


中津川ICを降りて、下道をどんどん走り、東名高速の上郷(カミゴウ)SAの裏手に到着。

20時50分。

「ここは大きなサービスエリアだから人も沢山いて、乗せてくれる人を探しやすいんじゃない?」



外に車をとめて、裏扉をくぐって中まで案内してもらい、

出会いの記念に一緒に写真を撮って、お別れをした。



母「おかげで眠くなることも無かったわ」

私「本当にありがとうございました。とても楽しかったです」

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4人(組)目のいい人は、本当に気立ての良い母娘であった。

大感謝。



みんないい人ばかりだな~

4台でここまで来られた。

ラッキーだな~




ここで丁度岡山までの中間地点。

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さてさてあせらずに今夜はここのベンチで一泊するかな。

もしくはSAの公園内で野宿でもしようかな~と考えていると、建物内のインフォメーションが示している天気予報は今夜から明日にかけて雨!!!


雲は出てきているが、まだ雨は降っていない。


明日朝、雨の中でボードをもって立つのか?

いやだな~。



しかし、この夜、常識ではちょっと考えにくいような奇跡が起こる。


続く。



by oyakata58 | 2010-12-03 23:02 | 東京→岡山ヒッチハイク | Comments(6)

何気ない日常の中で発見した小さな幸せを綴ります。


by oyakata58