失くした携帯が繋ぐ出会い


年の瀬。

ずーっと大掃除のしっぱなし。





気晴らしに、近所のショッピングモールに一人で自転車で行ってみる。




自転車置き場にはぎっしりの自転車が並んでいる。




自分か駐輪するスペースを作ろうとしていると、地面に小さなポーチが落ちていた。




軽くつついてみたら、中身あり。




ははーーん、このサイズは携帯だな。




ポーチの中身は案の定、携帯だった。



しかも防犯用ブザーがついた、キズだらけのキッズフォン。



子供のものだろう。



ちょっと躊躇したが、開いてみたら液晶に「位置情報検索」らしき表示と、

「ママ」さんからの着信履歴がぎっしり。



心配してかけてきたんだろうな。


しかもキッズ携帯には場所探し機能がついているのか。


いい人に拾われて良かったねえ~。





若干おせっかいとは思いつつ、持ち主も心配しているだろうから、一番手っ取り早い方法で

その携帯を使ってそのママさんに電話をかけてみる。




プルルルrrrr



留守番電話になったので


「あのーー、携帯拾ったんですが、どうしましょう」

と言って切った。



お店に入ってインフォメーションはないかと探していると、この携帯のベルが鳴った。



出てみる。


私「もしもし」


ママ 「あー、すみません、その携帯の母親ですが、御親切にわざわざ連絡ありがとうございます」


私 「いえいえ、ショッピングモールの駐輪場に落ちていたんですよ」


ママ 「うちの息子のです。ありがとうございます。どうしましょう?・・・・・」





私 「マツ○ヨの店員さんに預けておきますんで受け取ってください」


ママ 「ありがとうございます。10分後にはとりに行きますのですみませんが、店員さんにそうお伝え願えますか」


私 「わかりました、じゃあよろしくおねがいします」



ママ 「本当にありがとうございました、失礼いたします」





そんなやりとりがあって、マツ○ヨの店員さんに事情を話すと、快く受け取ってくれた。


知らない人と携帯で話をするなんて変な気分。


そのママさんとは顔を合わすことはなかったが、こんな出会いで他人と知り合いになるのも面白いなあ。

それより、子供には事件とか何もなかったんだろうか。





会社の同期の男(超真面目)で、自分が落とした携帯の番号に公衆電話からかけて、

ちょうどその音に気づいてくれた女性が電話に出てくれて、

受け取りついでに「お礼にお茶でもいかがですか?」っていうのがきっかけで結婚した人がいる。

今では子供もいる。


ドラマのようなおもしろいエピソードだが、実際の話。






彼氏彼女作る切っ掛けを作りたい人、携帯電話を落としてみては??







いい方法を思いついた。


公衆電話から見えるところの植え込みの中に携帯を隠す。

好みのタイプが現れたら、携帯の近くを通るタイミングで自分の携帯に電話を掛ける。

音に気づいた狙いの人が携帯を見つけ、通話ボタンを押す。


いかにも困っている風に装って、感謝する。

とりあえず持っておいてもらって、そちらの都合でいいから受け取り場所を指定してもらい受け取りに行く。


で、その後はあなた次第。

本当にいい人に出会えたら、これが本当の 「会いフォーン」 上手い!

愛に進展したら、これが本当の 「愛フォーン」 クドイ!!



身の安全、将来の幸せは保証しませんので、あしからず。


GOOD LUCK







明日は、いよいよ大晦日。





大晦日から年明け3日までは実家岡山に家族みんなで帰省。

子供たちの希望もあって、新幹線で移動。

1月2日は9年ぶり?中学校時代の同窓会。

なにかエキサイティングな正月になりそう。



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みなさま よいお年を!!
by oyakata58 | 2009-12-30 15:50 | 何気ない日常 | Comments(0)

何気ない日常の中に見つけた小さな幸せを綴ります


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