初めての内視鏡検査(胃編)で異変!?
2015年 04月 22日
本日も晴天なり。
35歳を過ぎてから、毎年のように会社の健康診断のオプション検診で「内視鏡検査を受けましょう!」と会社がプレッシャーを浴びせてくる。
「まだまだ気持ちは若いので、体も大丈夫~」
なんて言っている奴に限って気をつけろ! なんて笑いながら脅してくる人も。
愛情の裏返しだね。
大腸検査(おしりからの内視鏡)はすでに経験があって、昨年も含め今まで5年ほどの間に2度受けてきたのだが、胃カメラは、昔受けた友人が「オエって感じが耐えられなくってもう二度と受けたくない!!!」
なんて脅すものだから、今まで避けて通って来た。
同僚の話を聞くと、「最近の検査はもう平気だよ~」という。どっちが本当なのだ。
しかし、さすがに43歳にもなり、人生の曲がり角、何が起きるかわからない体であり
そろそろ自分を過信してないで、自分の体としっかり向き合っておかないとな~
なんて思うところがあったので、今年は初めて胃の内視鏡を申し込んだ(約1カ月前の話)。
内視鏡検査当日(10日前の話)。
前夜の8時から何も食べていないが、大腸検査の食事制限や指定食縛りに比べたらこんなの・・・。
朝飯を食べてはならないからではないが、そんなの朝飯前である。
受付を済ませ、呼ばれるのを待っている間に簡単な問診票を記入。
待ち時間が若干あったので、ポスターなどを眺めながらプラぷらしていた。
胃の中にピロリ菌なんて、なんだかかわいい名前なのに、悪いことする菌がいるもんだ。
ピとか、ポとかパ行が付いているから人は油断するのだ。
バとかボとか濁音にして、もっと悪者の響きになるようにした方がみんな警戒するだろう。
ビロリとか、バクターボロリとか・・・なんてつまらないことを考えながら・・・
するとマダムな助手さんが私のところへやってきて、
「朝ごはんは食べてないですよね? じゃあこれ飲んでください!」
って液体の入った紙コップを手渡される。
透明な液体が3分の1くらい入っていた。
聞くと胃の粘膜を取り除く為らしい。
若干緊張するが、よくわからないまま一気に飲み干す。
ちょっと不味い感じがしたが、大腸検査用の時に、ムーベン(経口腸管洗浄剤)を2リットルをチビチビと手酌した経験に比べたらこんなの超朝飯前である。
飲んだら気のせいか頭がポーっとしているような気がしてきた。
5分後くらいに検査室に呼ばれ、「よろしくお願いします~」と言いながら中に入る。
そこにいるのは若い女医さんだった。
LOVE 女医先生!(ラブジョイ彗星に似ているので一度言ってみたかった)
私「先生、あの 私、初めてなので優しくしてくださいね!」
ニコニコしながら、助手さんが「大腸の検査は2度もあるのに、胃は初めてなんですって、珍しいタイプの患者さんね、あは」
(なんだか頭がフワフワしているので妄想中)
私「先生、さっき飲んだ薬で若干フワフワするのは気のせいでしょうか?」
女医「それは気のせいね、ただの胃の粘膜を取る薬だから、じゃあこっちを向いてベッドに腰掛けて」
私「あの先生!、私きっと絶対にオエってなりやすいタイプなんで、せっかくですが麻酔アリでお願いします!」
助手「じゃあこれを喉の奥に溜めて、1分ほど飲み込まずに我慢して頂戴」
なんだかヒンヤリする若干粘性のあるような透明の液体を口に入れられて飲み込まずに我慢する。
若干辛い感じ。
でもこれが喉の部分麻酔になるようだ。オエっを味わわなくて済むならこれくらい!
数十秒後、もう大丈夫ということなので飲み込んだ。睡眠導入としての効果もあるらしい。
「こっちを向いてベッドに横になって 💙」と助手にエスコ―トされ(あれ?助手だった)、
内視鏡を噛まないように?円筒のマウスピースを口にはめられ、まな板の鯉。
「軽く咥えてね💙」とLOVE女医だか助手だかになだめられる。もうだれだか判らない。
このあたりから朦朧(もうろう)としている。
チカチカと先端が光る黒い物体が顔に近づきながら、躊躇することなく口に入っていく。
もう無防備である。どうにでもなれぃ!!
私は正気をぎりぎり保ちながらモニターに映る自分の食道や胃壁を凝視しているが、画面に何が写っているのかはまったく記憶に無い。
心配してた喉はなーんにも苦しむことなく通過したようだ。
「ああっ、先生~ ・・・・・・ 」
何かが胃壁を突く感触までは記憶にあるのだが・・・・・・映像はなにも脳内に残っていない。
目だけはしばらく見開いていたようで、目の周りの筋肉の緊張だけなんとなく残っている・・・・
気が付くとセデーション室(安置室)に。
助手「はい、終わりましたよ」
私「えっ、女医先生は?(妄想)」
助手「初めての胃カメラはどうでした?」
私「なんか思ってたより全然平気なんですね、苦痛どころか記憶もないです。先生のテクニックですかね?」
助手「そうでしょ、でもじっとモニター観てましたよ」
私「え~っ、映像の記憶もないです」
助手「大丈夫になったら診察結果を伝えるので診察室の前の椅子に座って待っててください」
私「じゃあ、もう大丈夫です」
全身麻酔でもないし、目も覚めたのでさっさと診察室に行く。
喉には若干の違和感があるが、かなり平気である。
名前が呼ばれ、診察室に入ると男の先生だった。
男性医「ちょっとこちらの写真をご覧ください、こことここに2か所ポリープが見つかりました。NBIで画像を強調するとこのようにはっきり見られます。おそらく大丈夫かと思われますが、良性か悪性か調べる必要がありますので生検組織を採取しました、病理検査を行い、約10日後には検査結果が出ますが、結果は郵送にしますか?それとも来院られますか?」
私「ええええっ~(健康バカな私に限ってそんなことあるはずが・・・・)」
しばし考える。
私「なんかあったらすぐに詳しく聞きたい気がするので、来ます!」
男性医「わかりました、では10日後以降にいつでもおいでください(にこっ)」
・・・・
あんまり考えないようにしよう。
今日はポテトチップスの九州醤油味を買って帰ろう。
それからお昼ご飯は優しめのうどんにしよう。
せっかくだから丸亀製麺にしよう。天ぷらは・・・・
せっかくだから食べるとするか。
それから10日間、美味しくご飯が頂けることに感謝しつつ日々を過ごす。
検査から10日後
これ以上不安の日々を延ばすわけには行かぬ。
ということで病院へ。
まるで受験の合格発表日の気分だ。
なにかあるといけないので、少しお金をおろしてから入る。
診察室から名前が呼ばれる。
今日も男性医だ。
私「で、先生、どうなんでしょうか」
先生「はい・・・・」(検査結果が入った写真を真面目な顔で見つめる)
「なーんにも問題ないですね にこ」
ぱっかーーーーん(光が射す)
「ピロリ菌も調べましたが、それもいないみたいです」
サクラ サク 脅かしおって・・
とりあえず心配してくれていた嫁にLINEで連絡をし、お互いに安堵。
2,3年に一回くらいのペースで検査を受けられるなら受けるに越したことはないこと、
食事も食べ過ぎに注意して、バランスの良い食事をこれからも続けることなどアドバイスをいただき、
晴れ晴れした気分で病院を後にした。
ありがとうございました!!
ふーーーっ 空が高いな~(外は小雨だったけど)
お金でも、遊びでも、女医でもなく、健康であることの素晴らしさ、ありがたさを再認識させられた10日間の心理研修を無事終え、オエっの恐怖に心配していた内視鏡検査の苦手意識も完全に克服し、こんなんなら毎年受けてもいいわ~と思うまでに自分の気持ちが成長したのであった。
ライブ映像を見るためにもいつかは麻酔無しもやってみると良いかもな〜などとすぐ調子にのる。
35歳を過ぎてから、毎年のように会社の健康診断のオプション検診で「内視鏡検査を受けましょう!」と会社がプレッシャーを浴びせてくる。
「まだまだ気持ちは若いので、体も大丈夫~」
なんて言っている奴に限って気をつけろ! なんて笑いながら脅してくる人も。
愛情の裏返しだね。
大腸検査(おしりからの内視鏡)はすでに経験があって、昨年も含め今まで5年ほどの間に2度受けてきたのだが、胃カメラは、昔受けた友人が「オエって感じが耐えられなくってもう二度と受けたくない!!!」
なんて脅すものだから、今まで避けて通って来た。
同僚の話を聞くと、「最近の検査はもう平気だよ~」という。どっちが本当なのだ。
しかし、さすがに43歳にもなり、人生の曲がり角、何が起きるかわからない体であり
そろそろ自分を過信してないで、自分の体としっかり向き合っておかないとな~
なんて思うところがあったので、今年は初めて胃の内視鏡を申し込んだ(約1カ月前の話)。
内視鏡検査当日(10日前の話)。
前夜の8時から何も食べていないが、大腸検査の食事制限や指定食縛りに比べたらこんなの・・・。
朝飯を食べてはならないからではないが、そんなの朝飯前である。
受付を済ませ、呼ばれるのを待っている間に簡単な問診票を記入。
待ち時間が若干あったので、ポスターなどを眺めながらプラぷらしていた。
ピとか、ポとかパ行が付いているから人は油断するのだ。
バとかボとか濁音にして、もっと悪者の響きになるようにした方がみんな警戒するだろう。
ビロリとか、バクターボロリとか・・・なんてつまらないことを考えながら・・・
するとマダムな助手さんが私のところへやってきて、
「朝ごはんは食べてないですよね? じゃあこれ飲んでください!」
って液体の入った紙コップを手渡される。
透明な液体が3分の1くらい入っていた。
聞くと胃の粘膜を取り除く為らしい。
若干緊張するが、よくわからないまま一気に飲み干す。
ちょっと不味い感じがしたが、大腸検査用の時に、ムーベン(経口腸管洗浄剤)を2リットルをチビチビと手酌した経験に比べたらこんなの超朝飯前である。
飲んだら気のせいか頭がポーっとしているような気がしてきた。
5分後くらいに検査室に呼ばれ、「よろしくお願いします~」と言いながら中に入る。
そこにいるのは若い女医さんだった。
LOVE 女医先生!(ラブジョイ彗星に似ているので一度言ってみたかった)
私「先生、あの 私、初めてなので優しくしてくださいね!」
ニコニコしながら、助手さんが「大腸の検査は2度もあるのに、胃は初めてなんですって、珍しいタイプの患者さんね、あは」
(なんだか頭がフワフワしているので妄想中)
私「先生、さっき飲んだ薬で若干フワフワするのは気のせいでしょうか?」
女医「それは気のせいね、ただの胃の粘膜を取る薬だから、じゃあこっちを向いてベッドに腰掛けて」
私「あの先生!、私きっと絶対にオエってなりやすいタイプなんで、せっかくですが麻酔アリでお願いします!」
助手「じゃあこれを喉の奥に溜めて、1分ほど飲み込まずに我慢して頂戴」
なんだかヒンヤリする若干粘性のあるような透明の液体を口に入れられて飲み込まずに我慢する。
若干辛い感じ。
でもこれが喉の部分麻酔になるようだ。オエっを味わわなくて済むならこれくらい!
数十秒後、もう大丈夫ということなので飲み込んだ。睡眠導入としての効果もあるらしい。
「こっちを向いてベッドに横になって 💙」と助手にエスコ―トされ(あれ?助手だった)、
内視鏡を噛まないように?円筒のマウスピースを口にはめられ、まな板の鯉。
「軽く咥えてね💙」とLOVE女医だか助手だかになだめられる。もうだれだか判らない。
このあたりから朦朧(もうろう)としている。
チカチカと先端が光る黒い物体が顔に近づきながら、躊躇することなく口に入っていく。
もう無防備である。どうにでもなれぃ!!
私は正気をぎりぎり保ちながらモニターに映る自分の食道や胃壁を凝視しているが、画面に何が写っているのかはまったく記憶に無い。
心配してた喉はなーんにも苦しむことなく通過したようだ。
「ああっ、先生~ ・・・・・・ 」
何かが胃壁を突く感触までは記憶にあるのだが・・・・・・映像はなにも脳内に残っていない。
目だけはしばらく見開いていたようで、目の周りの筋肉の緊張だけなんとなく残っている・・・・
気が付くとセデーション室(安置室)に。
助手「はい、終わりましたよ」
私「えっ、女医先生は?(妄想)」
助手「初めての胃カメラはどうでした?」
私「なんか思ってたより全然平気なんですね、苦痛どころか記憶もないです。先生のテクニックですかね?」
助手「そうでしょ、でもじっとモニター観てましたよ」
私「え~っ、映像の記憶もないです」
助手「大丈夫になったら診察結果を伝えるので診察室の前の椅子に座って待っててください」
私「じゃあ、もう大丈夫です」
全身麻酔でもないし、目も覚めたのでさっさと診察室に行く。
喉には若干の違和感があるが、かなり平気である。
名前が呼ばれ、診察室に入ると男の先生だった。
男性医「ちょっとこちらの写真をご覧ください、こことここに2か所ポリープが見つかりました。NBIで画像を強調するとこのようにはっきり見られます。おそらく大丈夫かと思われますが、良性か悪性か調べる必要がありますので生検組織を採取しました、病理検査を行い、約10日後には検査結果が出ますが、結果は郵送にしますか?それとも来院られますか?」
私「ええええっ~(健康バカな私に限ってそんなことあるはずが・・・・)」
しばし考える。
私「なんかあったらすぐに詳しく聞きたい気がするので、来ます!」
男性医「わかりました、では10日後以降にいつでもおいでください(にこっ)」
・・・・
あんまり考えないようにしよう。
今日はポテトチップスの九州醤油味を買って帰ろう。
それからお昼ご飯は優しめのうどんにしよう。
せっかくだから丸亀製麺にしよう。天ぷらは・・・・
せっかくだから食べるとするか。
それから10日間、美味しくご飯が頂けることに感謝しつつ日々を過ごす。
検査から10日後
これ以上不安の日々を延ばすわけには行かぬ。
ということで病院へ。
まるで受験の合格発表日の気分だ。
なにかあるといけないので、少しお金をおろしてから入る。
診察室から名前が呼ばれる。
今日も男性医だ。
私「で、先生、どうなんでしょうか」
先生「はい・・・・」(検査結果が入った写真を真面目な顔で見つめる)
「なーんにも問題ないですね にこ」
ぱっかーーーーん(光が射す)
「ピロリ菌も調べましたが、それもいないみたいです」
サクラ サク
とりあえず心配してくれていた嫁にLINEで連絡をし、お互いに安堵。
2,3年に一回くらいのペースで検査を受けられるなら受けるに越したことはないこと、
食事も食べ過ぎに注意して、バランスの良い食事をこれからも続けることなどアドバイスをいただき、
晴れ晴れした気分で病院を後にした。
ありがとうございました!!
ふーーーっ 空が高いな~(外は小雨だったけど)
お金でも、遊びでも、女医でもなく、健康であることの素晴らしさ、ありがたさを再認識させられた10日間の心理研修を無事終え、オエっの恐怖に心配していた内視鏡検査の苦手意識も完全に克服し、こんなんなら毎年受けてもいいわ~と思うまでに自分の気持ちが成長したのであった。
ライブ映像を見るためにもいつかは麻酔無しもやってみると良いかもな〜などとすぐ調子にのる。
内視鏡は怖くないよ~
みなさんも、恐れず早めの検査で自分の体と向き合い、ココロとカラダにんげんのぜんぶを大事にしましょう!
みなさんも、恐れず早めの検査で自分の体と向き合い、ココロとカラダにんげんのぜんぶを大事にしましょう!
by oyakata58
| 2015-04-22 23:40
| 何気ない日常
|
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