ホ、ホ、ウミホータル来い!

本日も晴天なり。


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近くの小学校に科学教室としての出前授業のボランティアに参加。

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近所の中学校に出向き中学2年生たちに科学の楽しさを肌で感じてもらえるよう張り切って挑んで来た。


一度の授業で40人弱の生徒と、見学の保護者や先生方。
参加してる生徒の中にはご近所さんも。

45分の授業形式でそれを2セット実施。



まずは緊張を和らげ、中学生達の気持ちを盛り上げようとかましたギャグは見事に空振りに…


逆に盛り下げた!!というか、笑いの化学反応は無反応…

怯まず強行して進行する。



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一緒に先生役をやった050k2さん(彼とは8年近く前にこのイベントで知り合えたのだなあと思うと私にとって非常に思い入れ強いイベントである)から乾燥ウミホタルを分けていただき、家でも実験。

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関東では千葉の富津や神奈川の三浦半島などのかいがんで、臭い生魚やレバーなどを穴の開いた蓋を付けた瓶に入れて紐で繋いで沈めておけば2、3時間で捕獲できる。





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ウミホタルはエビやカニなどの仲間で甲殻類。

体長は2-3mmで二枚貝のように左右の殻に包まれている。


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水をかけてみると。



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何度見ても感動する。



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ウミホタルルシフェリンという発光物質とルシフェラーゼという酵素が水中に溶けている酸素と混ざり合うと化学反応を起こし発光するという仕組み。


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これは死んでるので体内で光ってるけど、生きているものは発光器から体外に放出した液体が光るので水が光るように見える。


ウミホタルの生命は終わっていてもその光の素となる成分が体内に残留して乾燥状態を維持していれば、死んでいても水さえかければ発光現象が起こる。

面白いなぁ〜

光は徐々にエネルギーを消費し暗くなって行く。





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子供達だけでなく大人でも初めて目の当たりにする化学反応に声を出さずにはいられない。





金曜日の会社帰り(八王子は昼間に激しいゲリラ豪雨と雷雨があった)の21時過ぎ、近所の公園のホタル出没ポイントに立ち寄って見たら、4匹飛んでいるのを確認した。まだ誰も観に来ていなかった。一番乗りかなぁ〜

いよいよ陸のヘイケボタルも活動開始。

夜の森がロマンチックに盛り上がる!



by oyakata58 | 2017-06-17 22:17 | TG-3 | Comments(0)

何気ない日常の中に見つけた小さな幸せを綴ります


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