四万十川を下ろう①
2008年 06月 27日
久々に家のパソコンのネットワークが原因不明でストップしていたのだが、3日ぶりにネットがつながった。
しばらくblogもお休みになるかと思った。
しかも昨日、会社の先輩の家で朝の3時ころまで飲み会をやっていたのだが、酔っ払ったついでに先輩の家に最近の写真が入ったデジカメを忘れてきてしまい、最新ネタが写真つきで書けない。
というわけで良いきっかけなので、久々というか、やっとこさ過去の旅行のアーカイブということにしよう。
いつか忘れないうちに書こうと思っていた四国の四万十川カヌー下りを振り返ってみようと思う。
2004年、ある集まりで・・・
いつものカヌー仲間と今年の夏休みはどこに行くか決まってるの??と言う話をしていたら、
「いや、まだ。どうしよう。」
「じゃあ、四万十川でも行く?」
「おー、いいねえ、行く行く。」
ということで、行くことになったのだ。
四万十川といっても名前は聞いたことあるが、知らない人が多そうなので、一応場所の確認をしておくと、高知県の西よりにある。
本流にダムがなく、最後の清流といわれているのだ。
その昔、野田知佑さんがエッセイで四万十川でカヌーが最高だぜ!と書きまくったため、カヤッカーの間であまりにも有名になり、日本の川カヌーのメッカになってしまった。
ミーハーな私も影響されたその一人で、なんだかんだで社会人になって2年に一回のペースで4回通い、今回が5度目。
ちなみにそのうち、1回は台風で川が増水し下れなかった。
せっかく東京から四国まで行くので、その間の旅行も楽しみながら行くのがわれわれ流の旅。
今回の参加者はHIGE-Sさんと嫁のケイさん、アウトドア仲間のたかおちゃん、さらにカイトを妊娠中のうちの嫁さんと、さらに私の会社の後輩コージとその友人(私は知らない人)が岡山で合流する予定。
まず初日。
兵庫にあるHIGE-Sさんの叔父さんのお宅に一泊させてもらう。
先に帰省でHIGE-S夫婦は兵庫に行っているので、カーナビを頼りに家を探す。
昼過ぎに無事到着。
時間があるので姫路観光。
めちゃ印象深かったのが、書写山・円教寺
摩尼殿(まにでん)というのが、迫力があって精巧に作られていて、えらい感動した。
このお寺はあの有名な「ラストサムライ」のロケ地となったところで、トムクルーズやら、渡辺兼らが実際に訪れたところ。
近くの茶室はトムの休憩場で仮設のベッドまで置かれたところとあって、当時の写真やらが沢山飾られていた。
渡辺兼が座った窓に同じポーズをして写真を撮るアホな私・・・
この案内のおっちゃんは撮影当時も立ち会っていたらしく、
「トムと握手してもらったよ~、ついでにペネロペ(当時のトムの彼女)とも握手してもらったけど、そっちの方が嬉しかったなあ~」
などと、ふざけた自慢話をしてきやがったので、悔しかった私は、
「トムクルーズと握手した手で握手してください!」
と、さらにふざけたあほなあんちゃんになっていた。
なにやっているんだ俺・・・。
撮影は夏だったのだが、この庭のシーンは無理やり綿やら何やらで白くして冬の雪景色にして撮影したのだそうだ。
大変だったろうなあ。
このお庭は大河ドラマ「武蔵」で、宮本武蔵といんしゅんが対決したシーンにも使われた。
庭を見たとき「あっ見たことある」と、思って聞いてみるとやっぱりそうだった。
書写山を後にし、近くのスーパーで夕方の買出しをしていると
今回岡山で合流して、そこから一緒に川下りする会社の後輩コージ(さらにもう一人、私は面識のない友人を連れている)から焦った様子の電話がかかってきて、
コージ「おやかた、いまどちらですか?」
私「姫路だけど」
コージ「えー、ひどいです! 私達はもうどうやらおやかたさんの実家に着いたようなんですが、お父さんに怪しまれました。今日、ここで待ち合わせするはずだったじゃないですか。私達2人は今晩どこに泊まればいいんですか?」
私「あれ?そうだっけ??一日早くない? じゃあうちに泊まればいいよ」
なんだか、事前のすり合わせを適当にしていたら、私が一日間違えて指示を出していたようだ。
私は不在だが、私の父と一緒に倉敷観光したり、飲みに連れて行ってもらったりして田舎で楽しく過ごしたそうだ。
そんなコージのことは放っておいて、我々は叔父さんの家を楽しんだ。
一見ログハウス風な、木の素材感いっぱいのオシャレな広いお家。
叔父さん夫婦は美大卒の先輩なので話が合って、盛り上がった。
カヌーも持っている。HIGE-Sさんがカヌーを始めるきっかけになった人らしい。
お庭でバーベキューで我々をもてなしてくれた。
やっぱり肉とビールはいいねえ。
翌日は午前中に姫路城を散策し、午後から我々も岡山へ。
実家着。
コージ、安堵の表情。しかし、随分くつろいでいる。
岡山がはじめての友人もいるので、せっかくなので倉敷美観地区散策。
さらに翌日、(東京を出発して3日目に)瀬戸大橋を渡ってようやく四国入り。
岡山からは近い。
まず香川県入り
源平「屋島の合戦」で有名な屋島へ行き
自称、日本一標高が高い水族館といわれる「屋島水族館」で、おそらく日本一狭いであろうプールで飼われている、日本一間近で見られるイルカショーを堪能して、
※今はリニューアルされれているようだが、イルカプールの大きさはそのままのようだ。
どこかで適当に讃岐うどんを食べて、そのあと(当時)妊娠中でお腹の中に(未来の)カイトがいて川下りが出来ない嫁さんを近くの駅に降ろして、岡山の実家に電車で戻ってもらった(ひどい)。
我々は午後に高知県入りした。
四万十川の辺にある江川崎の川の駅・カヌー館キャンプ場に到着。
明日の出発に備えて、今夜はここでキャンプする。
四万十川を下る人はここからスタートする人が圧倒的に多い。
昔は折りたたみ式のカヌーをこの丘の上にある山村ヘルスセンター(日帰り温泉施設あり)受け取り(1000円手数料)宛てで東京から宅急便で送っていた。毎回ついでに温泉に入って行った。
もっと前は、西土佐村役場にお願いして直送させてもらっていた。あまりにもそういう人が増えたので民間に託したそうだ。
ちなみに今回はポリ艇1艇を車の屋根に積み、折りたたみカヌーを友人の分とあわせて車内に2艇積んできた。
夜は全員、芝生にマットを広げて満天の星空をみながら流れ星の数えあいっこをやっていた。
すぐ横に清流四万十川、そらにくっきり天の川。
なかなかオツである。
翌朝、カヌーを組み上げて、いよいよ川くだりのスタートである。
さあ漕ぐぞ~。
次回へ
しばらくblogもお休みになるかと思った。
しかも昨日、会社の先輩の家で朝の3時ころまで飲み会をやっていたのだが、酔っ払ったついでに先輩の家に最近の写真が入ったデジカメを忘れてきてしまい、最新ネタが写真つきで書けない。
というわけで良いきっかけなので、久々というか、やっとこさ過去の旅行のアーカイブということにしよう。
いつか忘れないうちに書こうと思っていた四国の四万十川カヌー下りを振り返ってみようと思う。
2004年、ある集まりで・・・
いつものカヌー仲間と今年の夏休みはどこに行くか決まってるの??と言う話をしていたら、
「いや、まだ。どうしよう。」
「じゃあ、四万十川でも行く?」
「おー、いいねえ、行く行く。」
ということで、行くことになったのだ。
四万十川といっても名前は聞いたことあるが、知らない人が多そうなので、一応場所の確認をしておくと、高知県の西よりにある。
本流にダムがなく、最後の清流といわれているのだ。
その昔、野田知佑さんがエッセイで四万十川でカヌーが最高だぜ!と書きまくったため、カヤッカーの間であまりにも有名になり、日本の川カヌーのメッカになってしまった。
ミーハーな私も影響されたその一人で、なんだかんだで社会人になって2年に一回のペースで4回通い、今回が5度目。
ちなみにそのうち、1回は台風で川が増水し下れなかった。
せっかく東京から四国まで行くので、その間の旅行も楽しみながら行くのがわれわれ流の旅。
今回の参加者はHIGE-Sさんと嫁のケイさん、アウトドア仲間のたかおちゃん、さらにカイトを妊娠中のうちの嫁さんと、さらに私の会社の後輩コージとその友人(私は知らない人)が岡山で合流する予定。
まず初日。
兵庫にあるHIGE-Sさんの叔父さんのお宅に一泊させてもらう。
先に帰省でHIGE-S夫婦は兵庫に行っているので、カーナビを頼りに家を探す。
昼過ぎに無事到着。
時間があるので姫路観光。
めちゃ印象深かったのが、書写山・円教寺
摩尼殿(まにでん)というのが、迫力があって精巧に作られていて、えらい感動した。
このお寺はあの有名な「ラストサムライ」のロケ地となったところで、トムクルーズやら、渡辺兼らが実際に訪れたところ。
近くの茶室はトムの休憩場で仮設のベッドまで置かれたところとあって、当時の写真やらが沢山飾られていた。
渡辺兼が座った窓に同じポーズをして写真を撮るアホな私・・・
この案内のおっちゃんは撮影当時も立ち会っていたらしく、
「トムと握手してもらったよ~、ついでにペネロペ(当時のトムの彼女)とも握手してもらったけど、そっちの方が嬉しかったなあ~」
などと、ふざけた自慢話をしてきやがったので、悔しかった私は、
「トムクルーズと握手した手で握手してください!」
と、さらにふざけたあほなあんちゃんになっていた。
なにやっているんだ俺・・・。
撮影は夏だったのだが、この庭のシーンは無理やり綿やら何やらで白くして冬の雪景色にして撮影したのだそうだ。
大変だったろうなあ。
このお庭は大河ドラマ「武蔵」で、宮本武蔵といんしゅんが対決したシーンにも使われた。
庭を見たとき「あっ見たことある」と、思って聞いてみるとやっぱりそうだった。
書写山を後にし、近くのスーパーで夕方の買出しをしていると
今回岡山で合流して、そこから一緒に川下りする会社の後輩コージ(さらにもう一人、私は面識のない友人を連れている)から焦った様子の電話がかかってきて、
コージ「おやかた、いまどちらですか?」
私「姫路だけど」
コージ「えー、ひどいです! 私達はもうどうやらおやかたさんの実家に着いたようなんですが、お父さんに怪しまれました。今日、ここで待ち合わせするはずだったじゃないですか。私達2人は今晩どこに泊まればいいんですか?」
私「あれ?そうだっけ??一日早くない? じゃあうちに泊まればいいよ」
なんだか、事前のすり合わせを適当にしていたら、私が一日間違えて指示を出していたようだ。
私は不在だが、私の父と一緒に倉敷観光したり、飲みに連れて行ってもらったりして田舎で楽しく過ごしたそうだ。
そんなコージのことは放っておいて、我々は叔父さんの家を楽しんだ。
一見ログハウス風な、木の素材感いっぱいのオシャレな広いお家。
叔父さん夫婦は美大卒の先輩なので話が合って、盛り上がった。
カヌーも持っている。HIGE-Sさんがカヌーを始めるきっかけになった人らしい。
お庭でバーベキューで我々をもてなしてくれた。
やっぱり肉とビールはいいねえ。
翌日は午前中に姫路城を散策し、午後から我々も岡山へ。
実家着。
コージ、安堵の表情。しかし、随分くつろいでいる。
岡山がはじめての友人もいるので、せっかくなので倉敷美観地区散策。
さらに翌日、(東京を出発して3日目に)瀬戸大橋を渡ってようやく四国入り。
岡山からは近い。
まず香川県入り
源平「屋島の合戦」で有名な屋島へ行き
自称、日本一標高が高い水族館といわれる「屋島水族館」で、おそらく日本一狭いであろうプールで飼われている、日本一間近で見られるイルカショーを堪能して、
※今はリニューアルされれているようだが、イルカプールの大きさはそのままのようだ。
どこかで適当に讃岐うどんを食べて、そのあと(当時)妊娠中でお腹の中に(未来の)カイトがいて川下りが出来ない嫁さんを近くの駅に降ろして、岡山の実家に電車で戻ってもらった(ひどい)。
我々は午後に高知県入りした。
四万十川の辺にある江川崎の川の駅・カヌー館キャンプ場に到着。
明日の出発に備えて、今夜はここでキャンプする。
四万十川を下る人はここからスタートする人が圧倒的に多い。
昔は折りたたみ式のカヌーをこの丘の上にある山村ヘルスセンター(日帰り温泉施設あり)受け取り(1000円手数料)宛てで東京から宅急便で送っていた。毎回ついでに温泉に入って行った。
もっと前は、西土佐村役場にお願いして直送させてもらっていた。あまりにもそういう人が増えたので民間に託したそうだ。
ちなみに今回はポリ艇1艇を車の屋根に積み、折りたたみカヌーを友人の分とあわせて車内に2艇積んできた。
夜は全員、芝生にマットを広げて満天の星空をみながら流れ星の数えあいっこをやっていた。
すぐ横に清流四万十川、そらにくっきり天の川。
なかなかオツである。
翌朝、カヌーを組み上げて、いよいよ川くだりのスタートである。
さあ漕ぐぞ~。
次回へ
by oyakata58
| 2008-06-27 23:44
| カヌー
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